外国語学院は1978年に設立された。教職員は148名で、そのうち教授4名、准教授44名、博士学位を有する者25名(在学中を含む)いる。現在、英語学科、日本語学科、ドイツ語学科、大学英語教学部、大学院教学センター、異文化談話研究センター(福建省高等教育人文社会科学基地)、ビジネス英語試験センター(BEC)が設置されている。また、外国語言語文学修士コース(下級コース:英語言語文学、外国語言語学及び応用言語学、日本語言語文学)と翻訳修士コースが設置されている。
異文化談話、文体学、翻訳や応用言語学などの方面で、特色ある研究が展開されている。近年では、国家社会科学課題で2件、教育部社会科学課題で2件、福建省社会科学課題で8件、そして24の教育庁社会科学課題と他の33の教学改革課題において、科学研究費の助成を受けている。福建省レベルの重点授業が3種(精読、翻訳、大学英語)あり、省レベルの教学チームが1組(大学英語)ある。また、大学レベルの最高評価の教授が2名いる。2012年の全国外国語言語文学修士コースの教育評価ランキングで、21位である(61校が参加)。
8組の研究チームが、定期的に学術的な交流を行っている。英米豪日の数大学と契約を結び、教師と学生を派遣することで交流を行い、また、専門家を学院に招聘し、講座を開講している。2014年には、「伝統と現実―現代中外翻訳の理論と実践研究」というテーマで、全国的な学術会議が本学で開催された。また2015年には、「異文化言葉と社会転換」というテーマで、高水準の学術フォーラムが開催された。優秀な教学チームを組み、大学英語の教育改革を模索し、段階的な教学を実行に移すことで、特定テ-マの課程を強化している。また、人文科学の知識を身につけるためのモデルプログラムを設け、かつ留学生向けの課程を設置することで、学生の人文科学の素養を全面的に向上させることに努めている。そして、学科関連の大規模な大会コンテスト等で、当学院の学生は、何度も優秀な成績を収めている。
学院は、内部の充実を強化し、専攻と学術研究の特色を活かしながら、教育科学研究への新しい道を模索し、言語の実用能力を向上させていく。そして、福州大学の「211(211プロジェクトの略)高水準」の目標の実現のために尽力し、高い能力をもった外国語人材を育成することで、福建省の発展に貢献していくことを目標としている。